メンタルヘラクレスオオカブト

ハッピージャムジャム

【ハイローEOS】 ロッキーvs蘭丸の話

蘭丸の話(ツイッターに書いた内容とほぼ一緒です。EOSのネタバレしてます!)

今、ハイローの新作HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSIONの“超”完成披露試写会の時間です。
絶対に間に合わないからライビュのチケットをとらなかったんだけど、本当に羨ましい…仕方ないのですが羨ましい…
HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY(以下EOS)にハマった私の夏は、本当にあっという間だった。もうザム3がはじまったんだね。10月31日なんですね。
平日のハロウィンの夜。私はジェシーにお菓子をあげて、なおかつイタズラもされたいオタク。

ジェシーがハロウィンの仮装をするとしたら何だろうね。
みんなはどう思う?ねえ聞いてる?(サンキングス刑務所内でのジェシーのセリフです)
みんな今頃試写会か…そっか…(MWのクラブでのジェシーのセリフです)
私としてはベタに狼男がいいな。小柄だけど。フォーはフランケンだろうね。

話が脱線しました。

そんなわけで、EOSで私が1.2を争うと言っても過言ではないほど好きな「殴った拳を痛そうにする蘭丸」のシーンの話。
内容は記憶を頼りにしているので、間違っていたらすみません。もう誰も読んでないと思いますが…


ロッキーvs蘭丸の拳をぶつけ合うシーン。
拳と拳をぶつけ合い、強さを比べ合うハイローでお馴染み(と言ったらいいかはわからないけど村山vs轟でもあった)演出。
優勢だった蘭丸が、何度倒れても立ち上がるロッキーの不敵な笑みを見て負けを悟ったような表情をする。
その時点で勝敗が決まったようなもんなのに、その直後に拳をぶつけ合う。

拳をぶつけ合ったあとの先手が蘭丸というのがとても良い。
攻撃は最大の防御というよりも、蘭丸は(体力的な問題よりも精神的な意味で)そこに立ち続けるために攻撃をしたんだと思う。
ロッキーを殴って、自分が殴ったのに「アァア↑↑」と情けない声をあげ「殴った拳を痛そうにする」蘭丸。

そこからずっと怯えた子どものような顔をして後ずさるのに、攻撃をやめないところに蘭丸の意地を感じる。
DOUBT創立者としての意地か、相手がロッキーだからなのか、そもそも蘭丸の性格なのかは意見が分かれると思うけど、個人的には例えば相手がコブラや日向(として蘭丸が負けたならの話)だったら、蘭丸はあそこまで惨めな姿になってまで戦い続けることを選ばなかったのではないかと思う。

善信に「綺麗な面してんな」と言われてヘラヘラと笑った蘭丸は、負けたあとだからじゃなくて、相手が善信だったからだと思う。
蘭丸だって九龍を潰す意志はあったのに、あんなにプライドのないクズみたいな素晴らしい笑顔をするんだ。蘭丸は本当に良い。


ロッキーvs蘭丸の対決について、ロッキーにスポットがあたっている感想の方が多い気がする(私が見た限りの話)
EOSがSWORDメンバー達の成長を多く感じる描写があるし、ロッキーは初期からいるキャラクターなので、当然なんだけど、あの対決では蘭丸の転落ぶりもなかなかの見所だったと思う。
劇中の描写もそうだけど、音声ガイドで聞くと黒白堂駅の対決前の蘭丸は過剰な程に強さや異常さが強調されるような説明が多くて、それを聞いてから情けなく負ける蘭丸を見ると哀れで悲しくて、それがとても良かった。

ロッキーと蘭丸の対決は、EOSの後半の見所である黒白堂駅の戦闘の中のメインの対決で、観ていてとても熱くなれるし、悲しくなれる。とにかく感情が揺さぶられる対決だった。
ロッキーが勝ったことへの喜びというよりは、ロッキーという人物の深いところがを知れたことへの喜びと、物語としての感動がある。
ロッキーと蘭丸が真逆だとは思わない。勝ち負けという結果は出たけど、対照的ではない。
近いとも言えないけど、根っこの部分が似ているというか。他のハイローのキャラクターと比較して、の話。
最初は近いところにいて、そこからまさに白と黒に別れたような、そういう存在だと思う。
蘭丸は最後こそ情けなかったけど、それが人間らしかった。
狂気の塊みたいな蘭丸(のわりに冷静に解説したりしているのだけど)も情けなくなったりするんだなって。
ロッキーも最後は、人間味がある一面を見せてくれた。黒木さんのアドリブというセリフのあたり。
あのロッキーが「疲れた」なんて、言うんだなって。

ザム3に蘭丸は出るのだろうか。
なんかもうこのままザム3の妄想だけして、一生観ないで生きていたい気持ちになってきました。